電磁接触器で3系統電源の自動切換化(おさらい)
寒い日が続き、コロナの感染拡大も収束しないためなかなか出かけづらいなか、ソーラー充電の見直しを思い立ち作業を進めています。
そこで配線回りも再整理することにし、過去の記事に掲載していた配線図の誤り修正と、自分のおさらいを込めて少し詳しく記録しておこうと思います。
まずは、電磁接触器の原理から。
2a2bというタイプで左側が通常時で、13No(ノーマルオープンの略)と14の間は遮断されており、43Noと44の間も同様。
21Nc(ノーマルクローズの略)と22の間は導通しており、31Ncと32の間も同様。
右にようにA1とA2に通電すると電磁コイルが働き遮断と導通が逆になる。これを利用して電流の通り道を切り替える仕組みです。
具体的に一個の電磁接触器で2系統の切替を行います。
外部電源を21Ncと31Ncに接続、この状態で通電すると22と32へ100Vが流れます。
発電機電源を13Noと43Noに接続し同時にA2と13Noをブリッジ接続、同じようにA1と43Noもブリッジ。この状態で発電機から通電すれば13Noと43No回路が導通し発電機からの100Vが出力されます。
さらに14と22、32と44をブリッジすることで、同一端子から常に100V出力を得られます。
3系統の切り替えには2個の電磁接触器が必要です。
インバーター出力電源を21Ncと31Ncに接続、この状態で通電すると22と32へ100Vが流れます。
一個目の電磁接触器からの出力を13Noと43Noに接続し同時にA2と13Noをブリッジ接続、同じようにA1と43Noもブリッジ。 この状態で一個目の電磁接触器からの電源が導通されると13Noと43No回路に導通し発電機もしくは外部電源からの100Vが出力されます。
さらに14と22、32と44をブリッジすることで、3電源の出力はすべて2個目の電磁接触器の22と32端子から100V出力が得られます。
2個の電磁接触器をつなげた全体図です。左が発電機と外部電源の切替え、その出力が右の電磁接触器に入り、インバーターからとの切替え用になります。最終的な出力は右の22と32端子一箇所となります。
なお間にあるコンセントは、外部充電器用で、発電機や外部電源から給電するとサブバッテリーが充電されることになります。
実際の配線はこんな感じです。右側の電磁接触器から左の電磁接触器に流れてブレーカーへとつながっています。上の図とは流れが逆です。
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