今年の稲刈りです

二枚ある田んぼのうち、こちらは肥料が多かったためか、しっかり倒れてしまった。詰まらないように、倒伏モードでノロノロと刈り取っていきます。

そしてもう一枚の田んぼは、しっかりと立っていて順調に刈り取っていきます。
ここで期待どおり?のトラブルです

前にも後ろにも動かなくなりました。HST(主変速)ベルトが切れていました。
実は、稲刈り前の動作確認で少し動きがおかしいと感じていたのです。車でいうと、クラッチが滑っている感じ(エンジン回転数と車体の動きがずれる)があったのですが、今回刈り取りくらいは持つだろうと思ったのです。
やっぱり、手抜きはだめですね。幸い昨年ベルトの買い置きしたものにサイズが一致するものがあったので交換です。
夕暮れになったので残りは明日に刈り取りです。
HST(主変速)ベルトの交換方法

まずはベルトにアクセスするために運転席側のパネルを外します。黒いノブボルトを二つ外すだけ。

ここから少し下の方を覗くとベルトが見えます。

左側にベルトにテンションをかけるプーリーが見えます。これを緩めないとベルトを取付けできません。

車体左側、刈り取り部を外さなくてもベルト交換はできますが、ボルト2本で固定されているパネルは外します。

プーリーを引っ張っているバネを緩めます、ナットを緩めるだけです。

このナットです。
付け終わった後は、バネの隙間が0.8~1.0mmになるように締め付けます。

後ろ側(エンジン出力軸)のベルト位置。

ベルトが入ったら、上からこのテンション用プーリーで押さえます。
あとは元どおりに組み直すだけです。
おまけ(使用ベルトの一覧と互換品)

HV218(グレンタンク仕様)に使われているVベルトの一覧です、12か所あります。
取説に示される純正品のベルトをネットで検索しても同じものが出てこない場合が多いです。おそらく機械が古いので廃盤になったり後継品になっているものと思います。
Vベルトの規格を調べると、基準となるのが標準ベルト(A、B、C)でベルトの幅や高さで分類されます。
そして農機具によく使われていて、ベルトの背面にプーリーでテンションをかける用途に適合した上位基準がSA、SB、SCのベルトになります。バンドー化学では、「RED S-Ⅱ」、三ツ星ベルトでは「ニューオレンジ」と称される製品が相当します。
そしてさらに強度や耐摩耗性を増した製品が、バンドー化学の「W800」シリーズや三ツ星ベルトの「スーパーAGーX LA、LB、LC」シリーズとなっています。
代替品と思われる製品を表にしてみましたが、誤り等ありましたらお知らせください。とりあえず数字の部分がベルトの長さ(インチ)なので、これが同じであれば動作はするのかと思いますが。
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