イセキHV218排ワラ穂先チェーン固着

つれづれ

今年は台風の影響もなく順調に稲刈りも終わる…はずだった

 去年は2度の台風の影響で倒伏してしまい。天候のせいもあったけど、4日かかってしまった稲刈り。

 今年は猛暑続きの夏、さらに台風も影響なくしっかりと立っており、茎も固く稲穂もしっかり垂れています。前日に少し雨が降ったので、午後から刈り取りです。

トラブル発生!!

 なんとなく、こぎ胴に入る量が多いような感じのうえ、こぎ深さの調整が効いていないような気がしていた。
 ある程度刈り取り進めると、こぎ胴で詰まるように。そしてベルトから煙が・・・
 確認すると、脱穀後のもみを送るスクリューが回っていない。

 グレンタンクを外し、スクリュー部の掃除口を開けると湿ったワラが詰まっており、固着しているためベルトが焼けていたようだ。
 ベルトを購入しに向かい、今日は日没終了

さあ、2日目。今日で終わる…はずだった。

 2日目は、十分乾燥しているので順調にいくだろうと思ったが、相変わらずこぎ胴に入る稲の深さが安定しないので、修理のプロに来てもらい刈り取り部の調整をしてもらう。1枚の田を済ませ次へ移動。
 時間もあるし、夕方には終わると思っていたところ、今度は排わら部で詰まり発生!
 ついにはチェーン部から、「ガタン、ガタン」と大きな音が…

 よく見ると、排わら部の穂先チェーンが動いていない。外して掃除するが、特に異常はなく回るので元どおりに組むと、やはり回らない。
 またまたプロに来てもらうも改善せず。
持ち帰りで修理、明日午前中に来てくれることになった。

想定外の3日目。原因解明~無事完了!

 午前に修理済みチェーンを持ってきてくれた。この時はスムーズに回っていた。
 が、機械に取り付けるとなぜか回らない。プロも頭を抱えてしまう。しばらくの沈黙のあと、「あ~!これだ」という声。
 写真にあるゴム板2枚、これは応急措置してくれたものですが、穂先チェーンのプラ爪がプーラーに来る直前に起きないといけないが、ゴム部分が摩耗して起こしきれない。
そのため、プーリーに爪が当たりチェーンが止まる、ということになるわけです。
 これで、無事解決。おかげで今年の稲刈りも終わりました。

原理はこうでした。

 同じような穂先チェーンが、前部の刈り取り部にもある。左側の上から下に向けて爪が下りてくる。下のプラスティックプーリーを通るときに爪が起き上がり、そのままの状態でガイドの中を通りながら右の下から上へ穂先をつかんで、刈り取った穂を脱穀へ誘導している。

 プーリーの上にゴムのパーツがついている。
爪のお尻をゴムで押すことで爪が起きてスムーズに回っていく。もし、このゴムパーツがなかったら、爪がプーリーに引っ掛かりチェーンが止まってしまう、というわけ。

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