職場健診の落とし穴

つれづれ

毎年いやいや受ける?健康診断

 働く人は、年一回やってくる健康診断。
結果が帰ってきたときに、色付きの紙や封筒が付いていることがありますよね。そう、「要精密検査」ってやつです。
 でも、すべて「A」判定だから何も問題ない!と思うのは危険ですよ。。。

こんな数値と判定が・・・

 クレアチニン値 → A 正常範囲

 空腹時血糖値 → E 要精密検査

 eGFR → 49.1
これは病院での検査結果ですが、健康診断結果に示されていることもありますしクレアチニン値から計算も可能です。

【eGFRの計算式】
 194×血清Cr-1.094×年齢-0.287 (女性の場合は×0.739)

落とし穴とは

 まず、血糖値が基準を僅かに超えたので病院で再度血液検査を受けます。治療を要するほどではないので保健指導を受けて終わりです。この繰り返しをずっと続けてきました。
 ある時期から、懇意にしていただいていた内科(糖尿病専門)ドクターに受診したことから思わぬことを知ることになります。

良かったこと

 ○血糖値は空腹時血糖値だけではなく、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を観察すること。これは、過去1~2ヶ月前の平均血糖値がわかるものです。こちらが正常値であれば、遺伝等により空腹時の血糖値が高いなど他の影響も考えられるという見解でした。

心配しなければならないこと

 ○クレアチニン値は、基準値内で、退職する間際までまったく気にもかけたことがなかったのです。
 関連する eGFR値でわかりやすく説明してもらい初めて腎機能の大事さを認識しました。

 eGFRの数値は、簡単にいうと%(パーセント)だと考えてください、つまりあなたの腎臓は49.1%の能力で100%の働きをしている。そして加齢とともに低下していくので腎臓の頑張りがきかなくなると、突然腎不全に至り、最悪血液透析という結末もあり得るんです・・・と。

定期受診と経過観察の重要性

 ということで、それ以降3か月ごとに定期受診しています。今のところ状態は維持しており、腎機能保全のため、適度の運動と食事の塩分制限を続けています。
それから、しばらく測定していなかった血圧を毎日再開しています。

健康寿命を延ばすために

 人生を楽しむためには、健康寿命をいかに延ばすかにかかっています。そのためには、毎年の健診結果を十分に理解することが必要だと気付いた自分です。
 大病を未然に防ぐため、ここ数年は歯科も4か月ごとに通っています。おかげで未だ欠損歯はありません。家族に迷惑かけないためにも自分の健康は自分で気を付けていかないとですね。

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