スポット溶接機を改良してみた

つれづれ

リチウム電池を交換したい

 倉庫につけていたソーラー充電式のセンサーライトが点灯しなくなったので、電池を外してテスターで電圧を測定したら、ほとんどゼロ。
 ネットで調べると交換用部品があるが、近くのホームセンターなどをあたってみるも在庫はない。ネットで調達すると送料がかかるので本体ごと購入したほうがコスパはいい感じ。
 単三電池サイズの電池が3本、金属のタブでくっつけられている。同じ電池を購入すれば安価に済ませられるし、スポット溶接機があれば他にも流用できるなぁ~。
 というわけで探してみた。小型で5,000円前後のものがあり、インプレも様々だが評価の良さそうなものをポチってみた。

スポット溶接機到着。。。しかし・・・・

左からスイッチ→USB→表示ランプ→2つの電極(RとBのシールは極性が分かるように貼ったもの)

 こんなヤツです。もちろんチャイナ製(嫌だけど選択肢がない)、さっそく使ってみた。
 残念ながら、スイッチは入るが動作しない。
 想定内ということで、アマゾンに返品依頼した。他社の製品にしようかとも考えたが多分同じようなものだと思って、再度同じものを購入。

いざ、テスト溶接

 全体像はこんな感じで、コンパクトサイズで内臓の充電池は4Vくらい。先端の細くなったスティックに電気を流して金属タブを溶着する仕組みです。出力は5段階に調節できます。

 出力「1」でテストしてみたが、こんな感じで簡単に手で剥がれてしまいます。出力を最大「5」にしても大差はなかったです。よほど薄手の金属タグでないと、実用にはほど遠いかな。

では改造開始です!

 ポイントは、流れる電流量を増やせばパワーがアップするのではないか、それには本体からのスティックをつなぐ配線を太くすれば・・・ということで改良です。

 まず、本体に接続するスティックの線を切断し再利用する金具を取り外します。
 これは、溶接する手元の部分の長い部分です。真ん中の穴に芯線を差し込みハンダで固定するための穴を外側に開けます。

 同じように、本体に差し込む金具も分離します。こちらは金具の両サイドにハンダを流し込む穴が開いていました。

 バッテリー接続用のケーブルがあったので、これをつないでみようと思います。ちなみに太さは22SQでした。

 線が太くて全ての芯線が金具に入りきれないので、中心部分を金具の穴に入るくらい束ねて押し込んで横穴からハンダを流し固定します。

 余った線は金具の周りに均等に広げてハンダで固定します。

 こんな感じになります。もちろん最後に熱収縮チューブで絶縁処理が必要ですが。

 本体側も同じように加工します。

 全体像はこんな感じです。本体がコンパクトで軽いため線が太くなって取り回しはしづらいかも。

改造後のテスト結果は?

 明らかにパワーアップしています。出力「2」でも十分な強度で、簡単に剥がれることはなさそうでした。

 目的達成、倉庫のセンサーライトのバッテリーを新しいものに交換完了です!

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