またまたユーザー車検 これで3台目
我が家の車庫に居座る3台目のバイク YAMAHA Vmax1200、息子が置いているものなのだが、年に数回しか乗らないけどあれば気になり勝手にメンテをしてしまう親父です。
今年も車検の時期になりました。いつもは購入したショップに持ち込みで受検していますが、最低限の整備でも良さそうなので、Buell、ハーレーに続きユーザー車検に持ち込もうかと下調べ。
法規制と車検証記載事項の照合
このバイクは逆輸入車で、車検証によれば生産時期が平成13年(2001年)となっている。
バイクの車検で必要となる1つ目の項目、「騒音規制」。
関係しそうなのが平成13年騒音規制で同年10月1日以降を境に近接排気音量が99dBから94dBに強化されている。ただし輸入車等の場合は、平成15年9月1日以降が対象となっているので検査対象限度値は99dBだろう。
もう一つ、このバイクは購入時からスーパートラップ(よく見るとスーパーサウンド)の4本出しマフラーに変えられている。ショップがどの状態で受検したのかはわからないが、ユーザー車検でいくとすれば対策が必要です。
過去はマフラーからの排気の方向が歩行者への配慮等から後方もしくは下方向と限定されていましたが、2017年6月22日に道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)の一部が改正され「排気管の開口方向要件」は廃止されており、制作された日を問わず適用となっているためスーパートラップマフラーでも門前払いはなくなっているはず。
2つ目の項目である排ガス規制値は、「平成11年規制(1999年10月1日以降生産車両)」から検査対象項目に加わっている。しかしこれも継続生産車や輸入車では経過措置等があり、除外対象となっている。
これらについては、車検証の備考欄に「平成13年騒音規制車」及び「平成11年排ガス適合」の記載がなければ検査対象ではありません。
左のように、どちらもありません。
したがって、このVmaxは現状でユーザー車検に合格できるはずです。しかし各検査場での運用はマチマチのようなので行ってみないとわからない点もあります。一応、これらの根拠を持ったうえで受検したいと思います。
まずは対策
現状確認すると、デフューザーという皿みたいなやつが11枚、その奥に消音バッフルとグラスウールが入っていた。静かな印象だったのはしっかり消音対策が施されていたからでした。
この写真はすべて外した直管状態です。
ちなみに枚数を減らしたためボルトが長すぎて固定できないため市販のステンボルトを調達しました。スーパートラップは特殊なピッチのボルトらしいのですが、スーパーサウンドマフラーは通常のミリネジで大丈夫でした。
左側にあるのがグラスウールを巻いた消音器です。ウールはややくたびれてますがこのままで大丈夫そう。
右下にあるのがバッフルで、穴をふさいで出口を小さくしています、これの効果は絶大でしょう。今回、さらにデフューザーの枚数も減らして、さらに消音で対応しようと思います。
スマホアプリで測定したところ、92~93dB程度まで消音できておりOKだと思います。
各所を点検します。別表7の項目ごとにチェックしボルト類の緩みも確認します。
最後に、見た目をキレイにするのは検査官の好印象を得るためには大切な事項なのでピカピカに磨きます。
あとは、車検予約のみ。天気を見ながら近々チャレンジです!
コメント